【シャッター施工例と豆知識】鍵のトラブルから交換提案まで

【シャッター施工例と豆知識】鍵のトラブルから交換提案まで

今月はシャッターに関するご相談で、尼崎市のAさま、西宮市のBさまのもとへお伺いしました。
お二方とも緊急のご連絡でしたが、それぞれの状況に合わせて最適なご提案をおこないました。

Aさまのケース|店舗シャッターの鍵がない!

新たに賃貸物件を借りられたMさまから、店舗入口に設置されているシャッターの鍵が最初から無いため、鍵を作りたいというご相談をいただきました。
202510_A_1.jpg 鍵穴から既存の鍵のパターンを確認し、技術的に新たな鍵を作成することも可能です。
ただし、現在は店舗の改装中で、緊急で作成する必要はないことが分かりました。

ご提案(メリット)

鍵本体の交換をご提案しました。
理由として、技術による鍵作成の費用と鍵本体を交換する費用がほぼ変わらず、時間帯や祝日などの緊急対応では交換の方が安価になるケースもあるためです。
また、本体交換の方が耐久性が高く、合鍵も複数本付属している点もメリットです。

Bさまのケース|電動窓シャッターが途中で停止

Bさまからは「ベランダの電動窓シャッターを閉めるときに何かを挟んでしまい、途中で動かなくなった」とのご連絡をいただきました。
現場で調整を行い、まずは閉めた状態にいたしました。
202510_B_1.jpg ベランダには隣にもう1基、合計2台の電動窓シャッターが設置されており、いずれも設置から15年以上が経過。
故障箇所はそれぞれ異なるものの、経年劣化によりモーター交換が必要な状態でした。

ご提案(メリット)

Bさまは電動・手動のこだわりがないとのことでしたので、手動シャッターへの交換をご提案しました。
電動はモーターやリモコンなどの電気部品の交換が必要になりやすく、設置後のメンテナンスコストがかかる傾向があります。
開閉頻度が1日1回程度であることも、手動でも十分対応できる理由の一つです。
また、仮に修理で一時的に復旧しても、近い将来モーター交換が必要になる可能性が高く、2台の修理・交換費用と手動シャッターへの入れ替え費用を比較すると、入れ替えの方が安価になるケースもあります。

豆知識|電動シャッターと手動シャッターの違い

シャッターを検討する際、「電動と手動、どちらがいいの?」というご質問をよくいただきます。
それぞれにメリット・デメリットがあり、生活スタイルや使用頻度によって選び方が変わります。

手動シャッターの特徴

停電時でも開閉でき、モーターやリモコンなどの電気部品が不要なため、メンテナンスコストを抑えられます。
一方で、開閉には手動操作が必要です。
近年は中腰にならずに開閉できるロープ式や棒式タイプもあり、使い勝手は大きく向上しています。

電動シャッターの特徴

スイッチやリモコンで簡単に開閉できるため、お子さまやご高齢の方にも扱いやすいのが魅力です。
ただし、モーターや電気配線などの部品交換が必要になるため、定期的なメンテナンス費用が発生します。
停電時に手動切り替えが可能なタイプや、静音仕様のタイプもあります。

どちらを選ぶべき?

毎日頻繁に開閉する、力の弱い方が使う場合は電動が便利です。
一方で、開閉回数が少ない・シンプルに長く使いたい場合は手動タイプが向いています。
費用面だけでなく、使う方の生活環境に合わせて選ぶことが大切です。

シャッターの主な役割

シャッターには、防犯・防災対策、防音効果、遮熱・遮光効果、台風などの天候対策といった役割があります。
日々の安全と快適な住環境を守るために欠かせない存在です。

施工を通じて感じたこと

どの工事にも共通しますが、緊急対応で選択肢が限られる場合と、時間的な猶予をもって最適な内容を選べる場合とでは、費用や満足度に大きな差が生まれます。
まずは「本当に求めていらっしゃることは何か」を丁寧に伺うことが、最良のご提案につながると感じています。

現在、Mさまは鍵本体の交換、Bさまは手動シャッターへの交換で進行中です。
工事が完了しましたら、インスタグラムなどでご報告いたします。
Mさま、Bさま、この度はご相談ありがとうございました。

まとめ

シャッターは防犯や防災だけでなく、日々の安心を支える大切な設備です。
これから夏にかけては台風や強風の季節。シャッターやドアまわりの設備を一度点検しておくと安心です。

鍵やシャッターの修理・交換はもちろん、「開閉時の動きが重い」「音が気になる」といったご相談も承っています。

お困りごとは、ササキテックまでお気軽にご相談ください。豊中市・吹田市・箕面市の地域に根ざしたサービスでしっかりと丁寧にご対応対させていただきます。

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