知っているようで知らない?ドアクローザーの基礎知識

皆さんは「ドアクローザー」という装置をご存じですか?
実は玄関や勝手口、リビングのドアにも広く使われている、とても身近な住宅設備です。 別名「ドアチェック」や「ドアストッパー」とも呼ばれており、開いたドアをゆっくり・安全に・静かに閉めてくれる装置です。 日々の生活に溶け込みすぎて、普段はあまり意識することがないかもしれませんが、実はとても重要な役割を担っています。ドアクローザーの主な役割は4つ
玄関扉などに使われるドアクローザーには、次のような役割があります。
安全性の確保
ドアが勢いよく閉まるのを防ぎ、指はさみや接触事故を防止します。
静音効果
スーッと静かに閉まることで、集合住宅や夜間でも音が気になりません。
締め忘れ防止
自動的に扉が閉まるため、冷暖房効率の維持や防犯対策にもつながります。
快適な開閉動作
開閉時の衝撃を吸収し、扉や建具の劣化を防ぎます。
ドアクローザーにはこんな機能も
製品によって異なりますが、主に以下のような調整機能があります。
段階的な速度調整が可能
締まり始めから、最後に扉が閉まるまで最大4段階の速度調整ができる製品もあります。
一定の開き角度で自動閉鎖
開けたドアを一定の角度以上にすると、自動で扉が閉まります(ラッチング機能)。
室内の静けさを保つ
ドアがバタンと閉まる音を抑え、住宅街や深夜帯でも安心です。
冷暖房効率の向上&防犯対策
扉がきちんと閉まることで、空調ロスを防ぎ、不審者の侵入抑止にも効果があります。
ドアクローザーの速度はご自身でも調整できますが、繊細な調整が必要なため、専門家への相談がおすすめです。
ドアクローザーは"快適さ"も支えています
- ドアの重さに合わせて最適なクローザーを選ぶことで、開けるときの負担が軽減されます。
- 勢いを吸収してくれるため、建具や壁の傷みが少なくなり、長持ちします。
逆に、サイズの合わないクローザーを使っていると、開けるときにドアが重く感じることがあります。そういった場合も、早めに専門家へご相談ください。
安全性の面でもとても大切です
特に私たちが大切にしているのが、この「安全性」の観点です。
昭和の高度成長期に建てられた建物の中には、ドアクローザーがついていなかったり、故障したまま使われていたりするものもあります。
強風などによって急にドアが閉まり、お子さまや高齢の方が手や体をはさんでしまう事故も過去に起きています。
交換のサインに注意!
ドアクローザーは油圧式のため、本体から油が漏れていたり、動作がいつもと違うと感じた場合は、交換のサインです。
- ドアが急に閉まるようになった
- 今までより開けるのが重く感じる
- 油のような汚れが扉に垂れている
このような症状があれば、迷わず専門家へご相談ください。
まとめ:台風シーズン前に確認を
これから夏にかけては台風や強風の季節です。
その前に、ドア回りの設備チェックをしておくと安心です。
鍵や扉の修理・交換だけでなく、「ドアクローザーの動きが気になる...」というご相談も大歓迎です。見えない部分ほど、安全性を支えてくれています。
お困りごとはお気軽にササキテックまでお気軽にお問い合わせください。
地域に根ざしたサービスで、丁寧に対応させていただきます。